PILOT FIRST FLIGHT TO JAPAN (08.07.16 updated)



2007年11月17日(土) クラブチッタにて、パイロットの初来日コンサート PILOT FIRST FLIGHT TO JAPAN が行われました。
およそ600席の会場は満員で、この日を待ち望んでいた人がいかに多かったかを物語るかのようでした。
40代が大半を占めるのは予想通りでしたが、男性が圧倒的に多く、男女比は7:3から8:2くらいに思えました。
この日は休憩を挟んで二部構成、アンコールに2曲、計22曲を歌ってくれました。

SET LIST

1. 55 Degree North 3 Degree West
2. You're Devotion
3. Penny in My Pocket
4. Do Me Good
5. Goldmine
6. The Search
7. Over the Moon
8. Smokin' and Drinkin'
9 I Wonder
10. January

11. You're My No.1
12. Lovely Lady Smile
13. Get up and Go
14. Canada
15. I Want
16. Don't Speak Loudly
17. Fellow Man
18. No Ties No Strings
19. Call Me Round
20. Magic

21. Library Door (Encore)
22. Just a Smile (Encore)


6、8、9、15、17、18はデイヴィッドのソロ、それ以外はパイロットの曲です。

正直に言って、実際にパイロットが日本にいることを確認する16日まで、私は完全には信じられなかったくらいです。
この来日公演はいろいろな人々の想いが重なり合って起こした奇跡なのだ、と今も思っています。

ステージにマネージャーのカークが現れて日本語でバンドを紹介しました。その後いよいよパイロットの登場です。
4人とも黒の上下に身を包んでいます。デイヴィッドの唐辛子柄のネクタイが目を引きました。トッシュ君の銀髪も見事でした。
記念すべき1曲目は「北緯55度西経3度」。パイロット唯一のインストゥルメンタルとして日本でも人気の高い曲です。
2曲目は You're Devotion。「ビリー・ライアルの曲です」と前置きして歌いだしたのは、「セカンド・フライト」収録のものではなく、
なんとデモ・ヴァージョン(「Craighall Demos 71:76で聴けます)でした。この辺で「デイヴィッドはビリーと一緒に歌っているのだ」と
思った人も多いのではないでしょうか?3曲目の「ペニー・イン・マイ・ポケット」はデイヴィッドがアビー・ロード・スタジオから
ホテルに帰るのにタクシー代がなかったことから出来た歌らしいです。5曲目から7曲目は、デイヴィッドと共演した日本のバンド、
ビーグルハットの田中さんが参加し、素敵なギターを聴かせてくれました。

8、15、17はデイヴィッドの新作ソロ "FELLOW MAN" (日本未発売、デイヴィッドの公式サイトで購入できます)からの
選曲でしたので、この日初めて耳にする人が殆どだと思います。
帰りしなに買いたいと思って売り場を覗いた人も少なくなかったでしょう。
ちょっとした事情で並んでいなかったのが本当に惜しまれます。

会場売りの特製Tシャツ(3800円)には終演後のサイン会参加券が付いてきました。
私も勿論、記念に一枚買ったのですが、列に並んでいるうちに連日の疲れが出てきてしまい、
翌日もあることだし、と途中で諦めて泣く泣く帰途に着きました。
頑張って並んだ友人達の話によると、
「最初から最後まで書体が崩れなかった、彼らがファンに会える喜びを感じているのが伝わってきた」、
「コンサートが終わった直後にあれだけの人数とサインして握手したらさぞや疲れているだろうに、
ずっと微笑みを絶やさずに接してくれて本当に嬉しかった」、等、
並んだ甲斐は十分にあったようです。


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