![]() The Vindictives Partytime For Assholes (Liberation Records L-37811) 2000 |
うちのパトロール隊長ことダンナは、某ロック・バンドのマニアである。レコードに命を 懸け、常にパトロールに余念のない彼のおかげで、私もいろいろな恩恵に浴している。 これもそういう中の1枚だ。9月も末のある日、恒例の会社帰りの 「パトロール」 でまた 何か見つけてきたようだった。気が他所を向いていた私の耳に聞き覚えのあるフレーズ が流れ込むのと、「おおー、やっぱり」 というダンナの声と、どっちが早かっただろう。 「なにそれ!」 「んー、別の曲目当てで捜してきたんだけど、曲目見たら『マジック』 ってあるんだよ。でも、クレジットないから(これについては後述)別の『マジック』かもし れないと思って確認するまで黙ってたんだよね。こういうカバーばっかりやってるバンドっ て最近結構あるらしいよ」。 25曲入りのこのアルバムは全てカバーで、他に 「ラバー・ブリッツ」、 「この素晴らしき 世界」、「恋のバンシャガラン」 などが入っている。ただ、結構マニアックな選曲らしくて、 「オリジナルの演奏者を全曲当てた人には特製 Tシャツをプレゼント、もし全部分からな くても大半を当てれば賞品進呈」 とライナーに書かれている。クレジットがないのはその せいだったのだ。ほんじゃぁ、と思って改めて見ると、なるほど殆ど分からない!どなたか 挑戦してみてはいかが?
はっきり言って、全編を通して雑で喧しい。どの曲も同じに聞こえる。「マジック」にしても 原曲の面影は殆どない。テンポは速く、旋律は崩され、メンバー各自が野良犬の喧嘩の ごとく弾きまくり、叩きまくり、歌いまくっている。だが、このアルバムはそういうコンセプトで 作られたのだと思う。同じ雑さでも、J.Levineのとは違う、計算の匂いのする確信犯じみ た雑さ加減だからだ。まぁ、こんなのもありかも。パトロール隊長さん、ありがとう。 |
London Symphony Orchestra / Magic (未確認) |
Evergreens というアルバムに入っているそうです。これも敷波さん情報です。 重ねがさねありがとう。捜してます! |
Klaus Wunderlich / January (未確認) |
ドイツ人のオルガン奏者です。Pops International-28 Top-Hits on Parade (Telefunken 6.22325)というアルバムと、他の2枚組ベスト盤にも収録されて いるそうです。さん、ありがとう。 |