![]() V.A. / The Music Of Marc Bolan & T Rex - Legacy CLP 0993-2 2001 |
リアルタイムのパイロット・ファンで、今も変わらぬ情熱で彼らの音楽を 愛し続ける出居さんが教えて下さったのがこのアルバムだ。初めて 聞いた時には「デイヴィッドが T Rexのカバーを?」 と驚いた。なにしろ、 マーク・ボランと言えばグラムである。デイヴィッドもあんな風に歌うの だろうか?と要らぬ心配などもしてみたりした。他のアーティストが パイロットの曲をカバーすることは今までもあった。デイヴィッドが ヴォーカリストとして他のアーティストのためにリードを取ったりバックで 歌っている例は勿論沢山ある。だが、それはあくまでもそのアーティスト のレパートリーであり、今回のようなカバーではなかった。私にとっては 初めて聴く、デイヴィッドによる他人のカバーはどうだったかというと、 心配は無用(?)、手拍子入りの調子の良いナンバーに仕上がっていた。 デイヴィッドの担当はRide A White Swan、全12曲中最後の曲である。 スコットランドに帰ってすっかり故郷のアクセントに戻ってしまった デイヴィッドが、カントリー風の軽快さで歌っている。我らが David Paton の他には、Mungo Jerry の Ray Dorcet、Undercover の John Matthews、 Chris Farlow、 Rainbow の Doogie White、 Shakatak の Jill Saward らが参加している。出居さん、ありがとう。 |